
こんにちは、津田塾大卒の小猿(コザル)です。
津田塾大学にはもともと学芸学部しかなく、その中で英文・国際関係・数学・情報の4つの学科に分かれていました。
しかしそんな中、開校以来初となる学部増設が2017年に行われ、新たに総合政策学部が津田塾大学に誕生しました!イエーイ
まだ出来てまもない学部ですので、卒業生も出ていません。
総合政策という名前もふんわりしてますし、実際のところ何を学ぶところなのでしょうか…謎につつまれていますね。笑
今回はそんな総合政策学部について調べてみましたので、受験生の方は参考にしてみてください!
目次
総合政策学部ではどんなことが学べる?
近年、慶應義塾大学の総合政策学部(SFC)を筆頭に、総合政策学部を新設した大学が増えてきましたよね。
多くの方にとって(というか私にとっても)「総合政策」ってなかなかピンとこない言葉だと思います。
「課題先進国」といわれる日本。少子高齢化をはじめ、グローバル化やICT化など 現代社会が直面するさまざまな課題に取り組むために、高度な英語力とデータ分析力に基づく 課題解決力を備えた、 リーダーシップを発揮できる女性の育成をめざします。
総合政策学部では、これからの未来を担う人材として、実践的な学習を通して様々な学ぶことができるようです。
津田塾大学自体、社会に出てから女性の活躍を推進している学校として有名。
他の女子大と比較すると圧倒的に総合職として企業につとめたり、自ら会社を立ち上げたり、至る所で活躍されている方が多い印象を受けます。
これまで英文・国際関係・数学・情報学科がありましたが、どの学科も基本は学問を学ぶことに特化していました。
一方、総合政策学部に入学すれば、社会とのつながりを強く意識しつつ、千駄ヶ谷という立地を最大限に活用しながら市や国と連携してプロジェクトを遂行するチャンスも多く転がっていそうですね。
総合政策学部の特徴
文系要素、理系要素のどちらも揃えている
津田塾大の総合政策学部では、
- 英語
- ソーシャル・サイエンス
- データ・サイエンス
という3分野に力を入れています。
ある課題を解決する際に、データを元に科学的にその課題を分析する力を養うことができるそう。
必修科目には計量経済の基礎、統計I、アルゴリズム等の理系科目も含まれています。
自分は圧倒的に文系だと感じている方は、授業についていくのが大変かもしれないので注意しましょう!
前期/後期制ではなく、4つに分かれるクォーター制
多くの大学では1年を前期・後期の二つに分けて授業が展開されます。
が、総合政策学部では1年を4つに分けるクォーター制を導入しています。
クォーター制であれば1つの授業の回数が少なく、集中して学びたい科目を学べて効率的ですよね。
また、第2タームと夏休みを合わせた2ヶ月半がギャップタームとして設けられています。
この期間は授業を受けるのではなく、自分の将来への投資として海外留学やインターンシップなどに充てることができるそう。
最っっっ高の制度ですねこれは。死ぬほど羨ましい。
個人的には、このクォーター制を理由に総合政策学部に入学するのも全然ありだと思います!!
英語にめちゃくちゃ力をいれている
英文学科は、とにかく英語を丁寧に深く学習するのが特徴。
一方、総合政策学部の英語カリキュラムは「英語を用いて、社会課題を解決する」をモットーに作られている印象を受けました。
ですので、英語でのプレゼンやディスカッションの授業がかなり多めに組み込まれています。
特に3年次では14コも英語の必修授業があります。(いくらクォーター制と言えども多すぎでは…笑)
他の大学生と比べると、ありえないぐらいの勉強量が求められそうですね。笑
今の時代、正直英語は使えないとまずいので、がっつり英語を学べる環境があるのはさすがだなという感じです。
新宿駅から 2駅 という最高レベルの立地
総合政策学部は、JR総武線の千駄ヶ谷駅から徒歩30秒のところにあります。
東京に住んでいない人はピンとこないかもしれませんが、千駄ヶ谷駅は新宿駅からJR総武線で2駅。
これまでの津田塾から考えるとありえないです。津田塾のキャンパスが都心にあるなんて…!!笑
しかも千駄ヶ谷には2020年の東京オリンピックで使われるあの国立競技場が…!
(実際総合政策学部の千駄ヶ谷キャンパスの目と鼻の先です)
千駄ヶ谷は都心なのに静かだし、人もそこまで多くはなく、まさに学ぶのには適した場所。
控えめにいっても、この立地条件は神。
大学の立地というのは、入学後いろんな課外活動をしたり、就職活動をする際に非常に重要なポイントになります。
この立地を利用し、大学生時代から効率的にたくさんのチャンスを掴み、人脈を広げることができそうですね。
学生生活について
学芸学部のある小平キャンパスでは、一橋大学とのインカレサークル活動が非常に盛んなのは有名ですよね。
一方、総合政策学部はまだ新しい学部なので、サークル活動や学校行事に関しては発展途上のようです。
また、前述したように文系学生としては新たに勉強しなくてはならないことも多く、学業の面でも多少の苦戦が予想されます。
華の女子大生!!というイメージとはすこし異なり、真面目でコツコツ物事にとりくむ能力が求められる部分も、やはり津田塾の特徴。
学生のキャンパスが都心にあるということもあり、小平キャンパスよりは少し派手な学生が多いそうです。
その辺りは自分の目で確かめるのが一番だと思うので、ぜひオープンキャンパス等に参加してみてください!
偏差値:60、倍率5倍とやや難易度は高め
総合政策学部の偏差値は60と、津田塾の中ではもっとも高い学科になります。(津田塾の偏差値が60を突破するのは何年振りなのだろうか…)
また、2018年度の一般入試(A方式)の倍率はなんと5倍!!
- 都心なのに閑静
- 伝統のある女子大
- 親世代からのイメージもいい
好条件も揃っており、まだできたてにも関わらず人気なのもわかりますね。
受験科目は英語と国語の2科目なので、早慶やMARCHとの併願がおすすめです。
ズバリ、こんな人は総合政策学部がおすすめ!
- 何をしたいかは決まっていないが、大学では新しいことにチャレンジしたい
- 読み書きよりも、会話力や実践的な英語力を身に付けたい
- 東京オリンピックに何かしらの形で関わりたい
- チャレンジ精神が旺盛
- 今あるものに従うよりも、自分で何かを作り出したい
まとめ
私がまだ高校生なら、絶対総合政策学部に入学したと思います。
それぐらい魅力的な学部です。
まだやりたいことが決まっていない人は、これを機に一度津田塾大学の総合政策学部受験を考えてみてはいかがでしょうか。
以上!