
今日は私が就活生だったとき、なぜリクルートの最終面接を辞退したのかを記事にすることにしました。
まだまだ未熟だったあの頃の話をするのは少し気が引けますが、当時の思いなども振り返って書いてみようと思います。
これから就活をするみなさんはぜひ読んでみてください!
目次
リクルートを受けた理由
リクルートを受け始めたのは大学生活が終わる直前の1月。
1年以上就職活動を続けても、行きたい企業がなかなか見つからない私にとっては最後の砦といってもいいような企業でした。
私がリクルートを受けた理由はなんとも不純なものです。
ずばり、リクルートで働いてますっていえたらかっこいいなとおもったから。笑
本当にそれだけ。それ以上でもそれ以下でもありませんでした。
1年以上も就職活動をやってるにも関わらず、軸が定まっていないなんてつらすぎますよね…笑
当時の私は漠然と「リクルート」というブランドに憧れて、選考を受けることにしました。
リクルートのイメージ
今も昔も、リクルートに営業として入社すれば一年目は本当に営業力を鍛えられるイメージがあります。
リクルートの人は、とにかく仕事を第一優先として過ごしているイメージがありました。
仕事めちゃくちゃ頑張る。でもプライベートもめちゃくちゃ充実してる、みたいな。
(きっとそうじゃない人もいると思いますが、、偏見すみません)
当時の私のリクルートのイメージ
- 優秀な人しか入れない
- 転職市場ではかなり市場価値が高い人材
- みんなが仕事を楽しんでいる
- そして輝いている
もうとにかくキラキラしていて…私には眩しすぎる世界。
でも、学生の時はリクルートに入れば自分もああなれるんじゃないかって少しだけ希望を抱いていた部分もありました。
ここまで読んでわかるとおり、当時の私はとにかくこの「リクルート」という言葉に振り回されていました。笑
今思えば、やりたいことのない就活生だったからしょうがないのかなとも思いますけど、それにしても愚かでしたね。笑
面接官の雰囲気に飲まれかけるもなんとか最終までたどり着く
この時点で内定は持っていたので、面接はとてもリラックスした状態で受けることができたように思います。
面接官の方もとてもフランクでした…とは言ってもやはり相手はリクルートの社員さんです。
自己PRや学生時代に頑張ってきたことなどはもちろん、ロジカルに詰められて、とにかく思いついたことを答えるので必死。
最後の質問に答えたときに一言、
「君、いいね」
って言っていただけたことが強く印象に残っています。
結局その面接をなんとか無事に切り上げ、合否の連絡を待つことに。
あんなセリフ言われてもし落ちてたらめちゃくちゃ思わせぶりな会社だな〜とか思いながらひたすら待ちます。
あの時は素直に嬉しかったです。
大人に認められるってこういう感覚なんだなーと、漠然と感じたのを覚えています。
最終面接に臨む際、リクルートの人に言われた一言で辞退を決めた。
最終面接への切符を手に入れ、喜んだのもつかの間、
「次回最終面接なんですが、あなたのなりたい自分像ってありますか?あったら教えてもらえますか?」
通過連絡をくださった社員さんから言われたこの一言。
これ、当時の私にはあまりにも難しすぎる質問でした。
リクルートの最終面接では、リクルートに入社してどんな人間になりたいかを説明しなければなりません。
結局そのあとその社員さんと1時間ぐらいお話しさせていただいたのですが、一向に答えは出ず…。
「ああ、ここは自分の未来を想像できない私が入るべき会社ではないんだ」
と思い、悩んだ結果、最終面接を辞退させていただくことに決めました。
私が辞退した理由に、納得のいかない人もいると思います。
私も、もし友達から同じことを言われたら、「そんな漠然とした理由で最終面接を辞退するとかふざけてる」と思うでしょう。
ですが、当時の私はそれなりに悩んでこの結論にいたったんですよね。
人それぞれ向いていることがあるように、会社にも向き不向きはきっとあります。
正直あの時、リクルートに入社することになったら…と考えるととても怖かったです。
きっと私はバリバリ営業マンとして働くことはおそらくできないとわかっていたから。
(結局別の人材系の会社に入社し、そこでゆるゆると営業をやることになるのですが。笑)
憧れだけで入社を決意してしまったら、そのあときっと後悔するのは自分自身。
実際今リクルートで働いている友達を見ていて思うのが、私は本当にあそこに入らなくてよかったということ。
もちろんリクルートをディスっているわけではありません。そこは勘違いしてもらいたくないです。
ただ私はあの会社の雰囲気についていくことはたぶんできないし、きっと入社していても長く続けるのは無理だったと思います。
ただ自分には向いていない会社だった。それだけですね!
ちなみにそのあと、このリクルートという会社の最終面接を辞退したことを後悔したことは一度もありません!
俳優の佐藤二朗さんが、リクルートを入社1日目で辞めたという話
「入社式を日本武道館でやって、有森裕子さんが来たり、二次会では嘉門タツオさんが歌ってたりしてました。すごい魅力的で勢いのある会社で、たくさんのアイデアが出る会社で…言うまでもなくリクルートには何の問題もない」と切り出すと、「社員証を人事部長にお返ししたときに、『リクルート30年の歴史で入社日と退社日が同じ日になったのは君が初めてだよ』と言われた」と驚かれたことを告白。「20代の頃は本当にどうしようもなく、あっち行ったりこっち行ったりの精神状態だったんで1日で辞めちゃいましたね」と、会社の“イケイケ”な雰囲気に馴染めず退社したことを当時を振り返りながら語った。
人にはいろいろな考えがあり、年齢とともにその考えは変化していきます。
どんな結論を出したとしても、自分が考え抜いて出した結論であれば後々振り返ってみたときに後悔することはないはず。
新卒で入社する企業を決めるのはとても難しいですし、どの企業を選ぶかによってその先の人生が大きく変わります。
だからこそ私は最後まで悩み抜いて結論を出しました。
まだまだ人生は続いていきますのでこの選択が正しいか間違っていたか、私にはまだわかりません。
でも佐藤さんみたいに自分の出した結論を正解にしている人を見ると、めちゃくちゃ勇気をもらえます。
お会いすることはないと思いますが、ありがとうございますと言いたいです。笑
まとめ
今、どんな業界に行くか、どんな企業に行くか悩んでいる人へのアドバイスとしては、
ということです!
就活期間は短いので、最後まで悩んでも結論が出ないこともあると思いますがそれはもう仕方がないこと。
そのときにできる精一杯の覚悟でどこかに入社を決めて、社会人生活をスタートさせてください。
みなさんの就職活動が納得いくものになることを祈っています!
それでは、最後まで読んでくださりありがとうございました!