
雪組、朝美絢さん初のバウ単独主演公演『義経妖狐夢幻桜』を観劇してまいりました!
世界観が最初から最後まで美しすぎて余韻が凄まじい…
まるで自分もこの時代、この作品の中で生きているのではと錯覚するような素敵な時間でした。
それでは『 義経妖狐夢幻桜』の観劇レポを余すところなくお届けしたいと思います!
目次
ズバリ「世界の果て」に何があるかを追い求めるファンタジー作品
引用元:雪組「義経妖狐夢幻桜」(3月29日)/宝塚フォト/芸能/デイリースポーツ online
義経妖狐夢幻桜あらすじ
ヨシツネはかつて天才的軍略で平家を打倒した英雄であったが、その存在を危険視した兄ヨリトモによって陥れられ、追われる身となっていた。あてどない逃避行の末、自分がどこにいるのかもわからなくなっていたある日、ヨシツネはツネと名乗るキツネ憑きの少女と出会う。少女の願いを一つ叶えるという約束と引き換えに、ただ一人の従者ベンケイと共に果てなき雪の隠れ里に誘われていくと、そこは奇妙に文明の進んだ不思議な村だった。村で久しぶりの休息をとったヨシツネ達は再び出発しようとしたが、雪に惑わされ、何度やっても村に戻ってきてしまう。村人たちは、それこそツネの幻術であり、その代わりこの村には無限の安息があると笑うのだった。一方その頃、ヨシツネを追うため村への入口を探すヨリトモの前にもツネが現れ、同じく夢幻の里へと誘っていく・・・。
果たしてヨシツネは、ヨリトモの追手とツネの幻術を振り払い、桜咲く外界へ戻ることができるのか。雪桜乱れ舞う、妖幻なる和風ロックファンタジー。
源義経と頼朝の兄弟対決が舞台と聞くと、日本史を知らない人には難しい作品なのでは…?という心配は無用です。笑
ストーリーは非常にわかりやすく、どちらかというとファンタジー要素が強い作品だと感じました。
登場人物の名前も全てカタカナで書かれているのが印象的。
戦乱の世で戦い尽くしたヨシツネ(朝美絢)。
どこかにある世界の果てを目指して歩き続けていると…怪しげな狐のツネ(星南のぞみ)に出会い、怪しげな村に連れていかれ…
これだけ分かっていればあとは簡単!笑
話の内容よりも、出演者のビジュアルと舞台の世界観や色彩を楽しみながら観劇したほうがお腹いっぱいになる気がしました。
源義経=朝美絢説はおそらく真実
男役10年目を迎える朝美絢さんにとっての、初バウホール単独主演公演。
類稀なるその美貌と確かな実力で、人気急上昇中の彼女ですが、
彼女に惹きつけられているのはファンだけではないようです。笑
「朝美絢の新たな超人的魅力を見せたいということ、これに尽きます」
公演パンフレットを読むと、演出を担当された谷先生も朝美さんのファンであることは十分に伝わってきました。笑
それと同時に、このようにもおっしゃっています。
「朝美絢の主演物語を考えるにあたって、脳が回転し始めるより先に「源義経」という単語がなぜかポッと出てきた」
この表現、ものすごく腑に落ちました。
というのも、「朝美絢が主演やるらしいで!しかも義経!!」と興奮しながら母に伝えたあの時の私は、おそらく谷先生と同じようにトキメキ、高揚していましたので…
朝美絢さんファンの方々は、おそらく皆同じ感覚だったんじゃないかなあ
そんなタカラジェンヌに出会えた幸せをかみしめつつ、公演の感想を書いていきます。笑
あえて朝美絢さんの美しさを無視してみた感想
「あーさがとにかくかっこよくてやばい」という声はもう聞き飽きました←
そんなことは誰が見ても分かることなので、私はあえて朝美さんの美しさを無視して感想を書いてみます
前回公演の革命に燃えるサンジュストから一転、今回はどこか儚げで孤独を背負った役どころ。
一言一言にヨシツネの強さと優しさとまっすぐさが感じられて、演技の上手い下手がよくわからない私でも、この人演技うまあああ!って感じました。笑
あとはなんと言っても、伸びのある歌声ですよ
ビジュアルが良すぎてそっちばっかり取り上げられることが多い気がするんですが
彼女の歌を聞くと私はものすごくトキメキます
心が震えます
鳥肌が立ってるので、たぶん頭だけじゃなくて全身が反応してます
つまり何が言いたいかって、
ビジュアルだけではなくて、男役10年目の今の朝美絢さんを全身全霊で堪能してくださいねってこと!
ヨリトモ役の永久輝せあさんが尋常じゃなくイケメン
一緒に観劇した母の、幕間最初の感想
「ヨリトモがかっこよすぎてやばい」
でした。笑
同感。
え?なんであんなかっこいいの?
てかこれ、あれやろ
女子がよく学年で圧倒的イケメン男子2人で「私はヨリトモ君派だな〜(ハート)」って派閥争いするやつやろ
知ってんねんで…
私はヨシツネかヨリトモかどっち派なんやろ…
2人から同時に告白されたらどっちと付き合うかな…
はい、すみませんでした
とにかくヨリトモがかっこいいってことだけ伝わればええんや(投げやり)
やはり、小劇場のよさはここにある
私的満足度高いポイントは、真那春人さん、久城あすさんをはじめ、一人一人の役がめちゃくちゃ濃くて、知らなかった良さを知れたというところ
今回のバウでこれまで知らなかったジェンヌさんたちの演技や踊りをがっつり見ることができました。
正直大劇場公演だと人が多すぎて目が何個あってもたりないんス…
雪組を見始めてそんなに経っていないので、少しずつ勉強していきます
中でもとても印象に残っているのが、ヨシモリ役の陽向春輝さん。笑
めっちゃ可愛いかったんですがwww
あの弟キャラまじでなんなんwww
SKYSTAGEで見てから気になっていたので、生でがっつり彼女の演技を見られてとても嬉しかったです
本当に太陽のように明るい人なんだな〜というのが舞台から伝わってきました。笑
ここからざっと気になったところや感想!
だめだ、感想にまとまりがなくて書くことが偏ってきたw
ここからは覚えている範囲でざっと書いていくことにします!
とにかく色彩豊かで桜の花びらが綺麗!
【舞台の見所①色彩】
テーマが桜だし、上からもう降ってくる降ってくる
ジェンヌさんの頭に散った桜が乗りまくっててもおかまいなしで降り注ぐ桜吹雪
そして桜が頭に乗っていてもなお美しいジェンヌさんたち…
奇跡だ…
終始見とれてました。
劇場の外に出ても実際に桜が風で待っていて、もう夢幻桜の余韻が止まらない
こんな感じ↓
そんな社会人3年目を迎える春の日でした(悲しい
【舞台の見所②殺陣シーン】
第二幕の終盤、エイサイ(久城あす)を成敗するための殺陣シーンがあります。
ここ、めちゃくちゃかっこいいです!!!!
特に最初のヨシツネの殺陣は絶対に見逃したくないところ。
かっこいいのか美しいのかどちらの言葉で表現するのが正しいのかわかりませんが、殺陣シーンは一瞬で終わってしまうので気合いを入れて目に焼き付けてくださいとだけ言っておきます。笑
ツネとマサコの対照的な女性像、どちらも好きです
星南のぞみさん演じる狐のツネは、可愛らしい性格。
彼女は自分が住んでいる山をヨリトモたちに焼かれた過去があるので、きっと人間を恨んでいると思う
でもヨシツネや、彼の元妻であるシズカの優しさを知って、知らない間に愛を知っていったんだろう
キツネなのに人間を守って死んでいくあのシーンはグッときました
星奈のぞみさんがそもそも可愛いからツネの可愛さは倍増していた気もします。
関係ないけどポスター写真で全然うまく撮れなくて実際に採用された写真は最後の一、二枚で撮ったやつだという話は草
一方、野々花ひまりさん演じるマサコはヨリトモの妻。強い妻。
普段はヨリトモを尻に敷いて「浮気したらぶっ飛ばすぞコラァァ」って感じだけど、最後は命がけでヨリトモのために戦う彼女
強い女性だ…
可愛らしいツネと強くて頼りになるマサコの対照的な感じが個人的には好きでした
ヨリトモ側とヨシツネ側に左右で別れるシーンが見所
ヨリトモとヨシツネが同じ場所にいるのに、幻術にかかってお互いの姿が見えない場面があります
その際舞台の右半分にヨシツネ勢、左半分にヨリトモ勢がいるんですけど
片方が喋ってる間、もう片方の舞台が暗転してるんですよ
暗転してる間、ピターっと止まって微動だにしないジェンヌさんたちをみて
美しすぎる中世の銅像か何かかな???
と思いました
静止しているお姿がみなさんあまりにも美しいので、気になるかたは密かに見てみてください
一つだけ、内容に対するツッコミどころ
久城あすさん演じるエイサイが、変な薬を使ってみんなを幻術にかけていたことがバレます。
その幻術を無にするため、その村ごとヨリトモたちに焼き払われそうになってエイサイさん大ピンチ!!
さらにはヨシツネとヨリトモが2人揃ってエイサイさんを成敗しようとしている最中…
「ふっ、私に勝てると思っているのかな?」的な微笑みを浮かべて、
「トモモリ!トモモリ〜〜!!!」と仲間のトモモリ(平家の武士)を呼んだエイサイ。
ちょっと待て。
なんでヨリトモとヨシツネを前にして、なぜそんな強気?!
はてなマークが止まらない!!!!
トモモリってそんな強い武士だったのか?(無知)
しかもトモモリ一瞬でやられてたよ…
あそこだけはマジで謎だった…まあ、いっか…笑
まとめ
この桜の季節にこの作品を上演した宝塚はやっぱり最高でした
この時代に生きてこの作品を生でみることができた私は幸せ者です(本気)
それにしても殴り書きで内容が全然まとまっていないので、時間があるときに出演者別の感想をまたがっつり書きたいと思います!←
以上!